Jonさんのつぶやき, News

ACIMのワークブック365日

〜実践の意義と真の学習者への道〜

こんにちは。今日は、「奇跡講座」(A Course in Miracles, ACIM)のワークブックに関して、ある疑問について思いついたことをシェアしたいと思います。

ワークブックは365のレッスンがあり、365日かそれ以上かけて全部のレッスンを実践し終えることで、私たちは神の教師(真の学習者)になれると言われています。

しかし、初めてワークブックを手に取ったとき、皆さんは疑問を感じたことはありませんか?「最初はよく理解していなくて、当然完璧にこなすことなどできるわけがないのに、一通り終われば神の教師になれるのか?」という疑問です。(奇跡講座では、神の教師とは赦しをする人のことを言います。)

私はこの疑問について、昨日の朝方寝ながら考えていました。そして、次のような答えが湧いてきました。

ワークブックの目的は、単にレッスンを完璧に実践することではありません。それよりも重要なのは、自分の意思でやり遂げることに意義があるということです。どんなに時間がかかったとしても自分の意思を持ってワークブックを一度でもやり終えることは、自我に対する独立宣言のようなもので、これからは自我ではなく聖霊の言葉に耳を傾けていく、という自分自身や自分の無意識の心に対する宣言です。

だからこそ、他人の力を借りてワークブックを終えた人や、途中で挫折してしまった人は、コースの学習を続けることが難しいのです。なぜなら、彼らは自分自身との約束を守ることができず、聖霊の導きに従う心の準備ができていないかったからです。

ワークブックを実践することで、私たちは自分自身に誓いを立て、自分の心を新たにする決断を強化します。そして、学習者として赦しを生きるには、完璧にレッスンをこなすことではなく、自分の意志でレッスンをこなしていくことによって、心と向き合い、聖霊の導きに従う心の準備が整ったからなのです。

皆さんも、ワークブックに取り組む際には、自分自身との約束を大切にし、自我ではなく聖霊の言葉に耳を傾けることを心がけましょう。それが、真の学習者となる道です。

また、ワークブックを進める中で、時には困難や挫折を感じるかもしれませんが、そのときこそ、聖霊に向かって心を開き、聖霊という教師に導きを求めましょう。聖霊は常に私たちと共にあり、寄り添い、私たちをサポートし導いてくれます。

最後に、ワークブックは個々人の旅であり、皆さんが進む速度や方法は異なります。他人と比較することなく、自分のペースで進み、自分自身と向き合うことが大切です。真の学習者として成長するためには、自分自身を信じ、自分の成長プロセスを大切にすることが必要です。

ワークブック(365のレッスン)を実践することは、自分の心の変容とともに、真の学習者としての成長の始まりです。私たちがこの旅を通して、自分自身や他者、そして世界に対して愛と心の平穏を広げることができるよう、心から願います。