日常のACIM 2

自分の思考形態を変えていくという面では、自分と向き合う自学自習ですがたった一人では達成することができないというのも、コースの面白さの一つです。

___こんな話があります。___

とあるヒマラヤの山奥で修行した聖者と認められた方がいました。
その聖者は、アメリカに渡り日常生活と人々とのコミュニケーションの中で、心が乱れ、心の平安を保てなくなり、心の平安を取り戻すべく、助けを求めた先は、ACIM(奇跡講座・奇跡のコース )をイエスより受け取ったヘレン・シャックマン氏でした。
この聖者は、毎日毎晩ヘレン氏に電話をし、助けを求め、ACIM を学び神の教師となり、また分かち合いを通して、ACIMの教師の一人となりました。
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ACIMは、 「本当の自分」を思い出す道標です。
それはとてもシンプルです。
(でも、結構タフな作業です)

今の生活を変化させることは必要なく、普通の生活の中で「心」を変える学びです。
でもそれは、「地に足のついた」生き方を、心地よく穏やかに過ごせることになる日常へと変化して行きます。

ACIM は「あなたは正しくありたいのか、それとも幸せでありたいのか」 と述べています。
わたしは、この言葉から、心を見つめ「幸せであること」を選びたいと望みます。
「幸せであること」は、「穏便に」とか、「黙認する」ということではありません。
「この世界を変える」のではなく、「心を変える」、このコースのいう「心」という概念も、今までの枠を超えたスケールの大きさを感じるでしょう。

そして、私たちには、たった二つの選択肢しかないということと、そして、いつか必ず選ぶことになる答えがあるということなのです。

私たちは、生と死・自分と他人・善と悪・美しいと醜いなど、わかれた二元の世界に住んでいます。
ACIMの語る「純粋な非二元」の世界を頭だけで理解しようとしても、行き詰まってしまいますが、そこには「(内なる)ガイド」が用意されており、日常の中で、少しづつ体験を通して納得していきます。

ACIMを学んでいくと、パラドックス(逆説)に囚われている心を知っていくことも興味深い一つです。慣れるまでは、とても複雑で困難なものに感じますが、理解が深まるにつれ、とてもシンプルだとわかります。

とても面白い学びです。